たからもの

父が子供の頃に作ったミニチュアの下駄。


父もミニチュアが大好きでした。
その影響で、小学校の夏の自由課題は6年間、ミニチュアを提出するほど、私も小さい頃からミニチュアが大好き。将来の夢もミニチュア作家になりたいが口癖でした❋

20歳になり東京で就職をし、ミニチュア作家になるとゆう夢も頭の片隅にお追いやられるほど、忙しく充実した毎日を過ごしていた矢先、父は病気になり、余命はあと1年と言われました。

東京での充実した生活を手放すのは切なかったけれど、何より家族が大切だと考え、仕事を辞めて新潟に戻り、父を看取りました。20歳そこそこの自分は、親が死ぬことなんて考えてもなかったので、父の死は初めての辛く悲しい出来事でした。

母の事も心配だったし、しばらく実家にいようと決意したものの、仕事も辞めてしまい何をしたら良いか悩んでいた時、アルバイト先の画家の先輩のつながりで、ミニチュアの個展を開くことになりました。この事が、またミニチュアを作りたいと強く思わせてもらった出来事で、もうここから先は今に至るまで、ミニチュア三昧の日々が続きます。
25歳でまた東京に出戻り、ミニチュアを通して本当に沢山の方々と出会い、沢山のイベントに出展し、夢をかたちにしています。


私にとって、『父』と『ミニチュア』は密接につながっていて、作るのをやめる事は、もう一生できなそうです。ひとつ思うのは、父の病気の事が無かったら、私はそのまま東京で仕事に追われる毎日で、ミニチュアのことなんか忘れてしまっていたかもしれません。最後に父は、私のこれからの道筋を開くチャンスをくれたような気がしてなりません。

父は今も私がミニチュアを作っていると知ったら、どう思うのかな。きっと対抗して、自分も作品を作り始めたりしてw
できることならまた一緒に作りたいし、褒めてもらいたいです、お父さんに。どこかで見ていてくれたらなぁ☻

私はミニチュアを一生大切にするって決めています。

3月14日、昨日は父の命日。
お父さんのDNAは、今日も元気に発動しています。

Mihanada Miniatures

錆びて、朽ちて、剥がれて、割れてた、経年変化の感じれるミニチュアをつくっています

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